よく「可算名詞(数えられる名詞)にはtheは付くけど、不可算名詞(数えられない名詞)にはtheは付かないんですよね?」とおっしゃる生徒さんがいます。
これは恐らく、不定冠詞のa/anと混同されているのだと思います。定冠詞のtheは、可算名詞にも、不可算名詞にも付きます。
では、不可算名詞にtheが付くのは、どんな時か。例えば、次のような会話が考えられます。
A: Ms. Tanaka gave me advice when I met him yesterday.
「昨日田中さんに会った時、私に助言を与えてくれました。」
B: Was the advice useful to you?
「その助言はあなたにとって役に立つものでしたか?」
advice「助言」は不可算名詞です。しかし、Bの発言を見ますと、adviceの前にtheが付いています。これは、Aの発言にある「田中さんがくれた助言」を指しています。
つまり、advice「助言」を特定化したものです。ですので、adviceの前に定冠詞のtheが付きます。なお、このthe adviceは、代名詞のitに置き換えることも可能です。
「可算名詞と不可算名詞」や「aとthe」など、英語には紛らわしい文法項目がいろいろありますよね。
これらの知識があやふやなままになっていて、未だにきちんと習熟できていないという方も少なくないのではないでしょうか。
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