TOEICでは、Part5や6で、前置詞の用法を問う問題が出ることがあります。では、具体的にどんな問題が出るのか。以下に例題を挙げます。
<例題>
This e-mail is to remind all of you that the annual report has to be submitted ( ) December 20.
(A) at (B) by (C) through (D) until
この文の意味は、「このEメールは、年次報告書を12月20日までに提出しなければならないことを皆さんに念押しするためのものです」です。
つまり、空所に入るのは「~までに」という意味を持つ前置詞だということです。さぁ、どれでしょう?
4つの選択肢を見て、「(A)と(C)は違う気がするなぁ」と言って消す方が多いのではないでしょうか。
確かに、atはat 9 o’clock「9時に」など、時刻の前に付きます。また、throughは「~を通じて」という意味なので、ここでは文意に合いません。
では、残りのbyとuntil。この二つの前置詞の使い分けを問う問題が、TOEICでは、結構よく出ます。
byとuntil、どちらも、後に日付を置くことができます。但し、意味が異なります。byが「~までに」であるのに対して、untilは「~まで」です。
「に」があるかないか。たったそれだけの違いですが、意味合いは大きく異なります。「~までに」が「期限」を表すのに対して、「~まで」は「継続」を表します。
上記の問題では、「提出期限」の話なので、空所にはbyが入ります。よって、正解は(B)です。
「オンライン英語教室のUB English」の「TOEIC対策」では、TOEICによく出る前置詞の使い方などを指導経験豊富な日本人英語講師(英語講師歴21年・TOEIC満点)が「完全マンツーマン」で指導します。
ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せ下さい。レッスン内容などに関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。
なお、2022年4月16日(土)、Amazon Kindleで『TOEICによく出る前置詞の使い方』を発売します。どうぞご利用下さい!