TOEIC Part2によく出る「Why?」に対する答え方


 TOEIC Part2の質問文のうち、約半数近くを占めるのが「Wh型」の疑問詞疑問文です。このうち、「Why?」(何故?)から始まる疑問文が約2~3問、出題されます。

 「Why?」と聞かれて、真っ先に思いつく応答は、「Because ~.」(何故なら~だから)ですが、TOEIC Part2では、必ずしも「Because ~」が正答とは限りません。では、他にどんな答え方があるのか。本項では、この点を解説致します。

 そもそも、TOEIC Part2では、正解の選択肢が、必ずしも「完全な文」になっているとは限りません。わずか2~3語のフレーズが正解になることもしばしばあります。

 例えば、Who will be in charge of the upcoming project?(今度の企画の責任者は誰ですか?)という質問に対して、Probably my boss.(恐らく私の上司です)などと答える。「完全な文」ではありませんが、正答になり得ます。

 「Why疑問文」においても、同様のことが言えます。例えば、Why are you going to Geneva next week?(何故、あなたは来週、ジュネーブへ行くのですか?)に対して、To meet my client.(顧客に会うために)と答える。この応答も、やはり「完全な文」ではありませんが、「Why疑問文」への応答としては相応しいものと言えます。

 このように、「Why疑問文」に対して、「To+不定詞」(目的を表す副詞的用法)で答えるパターンが、TOEIC Part2ではよく見られます。

 他にも例を挙げますと、Why do you want to leave home so early?(何故、そんなに早く家を出たいの?)に対して、To avoid the traffic.(交通渋滞を避けるために)といった応答もあります。この他、Why did you go home early yesterday?(昨日、何故、早く帰宅したの?)に対して、To take care of my daughter.(娘の面倒を見るために)といった応答も正答になり得ます。

 上記3つの例を見ると、「Why疑問文」の時制に関わらず、「To+不定詞」が正解の応答になっています。これは、TOEIC Part2によく出題されるパターンですが、それだけでなく、実際の英会話でもよく使われる表現なので、覚えておくと便利です。

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