やっては忘れ、やっては忘れ。英単語がなかなか覚えられない。こう嘆く方が少なくありません。
しかし、語彙力は語学力の要となるものです。それだけに、英単語を覚えることは、英語学習において、避けては通れません。
では、どうすれば英単語が覚えられるのか。これについて「特効薬はない」というのが私の見解です。
つまり、「これさえやれば、誰でも簡単に英単語がスラスラと覚えられる」というものはない、ということです。
英単語の習熟度は、対象語との接触頻度と深く関わっています。つまり、目にする機会が多い単語は記憶に残り、そうでない単語は記憶に残りにくい、ということです。
例えば、have、go、eatなどの単語は、多くの英語学習者が意味を即答できるでしょう。それぞれ、「～を持つ」、「行く」、「～を食べる」という意味です。
なぜなら、これまでの英語学習において、何度も目にする機会があったからです。これらは、「頑張って覚えた」と言うより、勝手に覚えてしまったのではないでしょうか。
そう、この「勝手に覚えてしまった」というのが、語彙を増やす上では一番の理想です。それには、先にも述べたように、単語を目にする機会を増やす必要があります。
例えば、英検２級の合格を目指していて、英検２級用の単語集を使って、単語の知識を増やしたいという方であれば、単語集を何度も、何度も見返す必要があります。
また、それだけでなく、過去問を解くなどして、英文を読んだり、聴いたりする機会を増やします。そうすると、単語集で見た単語が本文中に出てくることがあります。
こうして、英検２級対象語を目にする機会を意図的に増やします。そうすれば、最終的には「勝手に覚えてしまった」となるはずです。ぜひ一度、お試し下さい。
それでもなかなか単語が覚えられない、あるいは、もっと早く語彙力を伸ばしたいという方は、どうぞお気軽にお問合せ下さい。
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