IELTSのスピーキングテストで発音は大事か?


 よく「IELTS対策」の受講生の方から「IELTSのスピーキングって、発音は大事なんですか?」と聞かれます。

 これについては、IELTS主催者側から明確には公表されていないため、はっきりとしたことは言えませんが、「発音の巧拙がバンドに及ぼす影響はないとは言えない」と考えるのが妥当ではないかと思います。

 IELTSのスピーキングテストにおいて最も大事なこと。それは「問いに対して、きちんと論理的に答えること」です。

 例え発音がネイティブ並みに流暢だったとしても、答えている内容が本筋からずれていると、高い評価は得られません。

 では、問いに対して論理的に答えてさえいれば、発音が悪くてもいいのかというと、そうとも言えません。

 なぜなら、発音が悪いと、相手(試験官)が受験者の発言内容を正確に聞き取れない可能性があるからです。

 その意味で、発音を軽視することはできません。とはいえ、ネイティブ並みの発音ができなければならないのかというと、そうではありません。

 実際、私の生徒さんでIELTSスピーキングのバンドを伸ばした方の全てが、発音が抜群に良かった、という訳ではありません。

 ネイティブ並みの発音ではないけれども、聞き取れない(あるいは聞き取りにくい)箇所はない。つまり、相手にとって聞きやすい英語を話していた、ということです。

 では、「相手にとって聞きやすい英語」とは、どういうものか。それは、比較的ゆっくりと、そしてはっきりと英語を話すこと、です。

 発話速度の速いネイティブスピーカーの中には、いわゆる「機関銃英語」と言われる程、まくしたてるように話す人がいます。

 そういった人の英語を聞いて、「このように話せば、ネイティブっぽく、流暢に英語を話せているように聞こえるんだ」と思って、それをまねようとする人がいます。

 しかし、極端に発話速度を高めると、単語一つ一つの発音が流れてしまいがちです。その結果、幾つかの語が聞き取れず、相手は「聞き取りにくい英語」という印象を抱きます。

 ですので、IELTSのスピーキングテストにおいて、そういった話し方をするのは、決して得策ではありません。

 あくまでも「相手にとって聞きやすい英語」を話すよう心掛けましょう。これには、日頃からのトレーニングが必要です。

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