先日、レッスン中、講師(私)と生徒さんとの間で、こんなやり取りがありました(A:講師、B:生徒)。
A: openって、どういう意味ですか?
B: 「開ける」ですよね。
A: はい。では、品詞は何ですか?
B: 動詞です。
A: そうですね。では、お店のドアによく「営業中」っていう札がかかってますよね。あの「営業中」って、英語で何て言うか、ご存知ですか?
B: あっ、それ見たことあります。“We are open.” ってやつですよね。
A: その通りです。では、あの “We are open.” のopenって、品詞は何ですか?
B: えっ?
ここで生徒さんの言葉が止まってしまったのです。なぜかと言うと、その生徒さんは、「open=動詞」だと思い込んでいたからです。
openは確かに「~を開ける」(他動詞)または「~が開く」(自動詞)という意味の動詞です。ただ、そうすると「We are open. はおかしい!」ということになりますよね。
なぜなら、be動詞の後に一般動詞の原形を続けることは、文法上不可だからです。なので、We are opened.と受け身にするか、We are opening.と進行形にしなくてはなりません。
でも、「営業中」は “We are open.”。「じゃあ、このopenって何だ?」という話になる訳です。
答えを申しますと、このopenは、動詞ではなく形容詞です。openには、形容詞で「~が開いている」という意味があります。
つまり、“We are open.” は、「私たちは今、開いていますよ~!」(=営業中)という意味だということです。
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