分詞構文の作り方


 英文法の授業を受け持っていますと、生徒さんから「分詞構文がよくわからない」という声をよく耳にします。そこで今日は、分詞構文の作り方について、説明します。

 以下に例題を挙げます。

(例題)「何と言っていいのかわからなかったので、会議中はずっと黙っていた」。

 これを英語にすると、以下の通りです。

①Because I did not know what to say, I kept silent during the meeting.

 これを「分詞構文」を使って言い換えると、以下の通りとなります。

②Not knowing what to say, I kept silent during the meeting.

 ①と②を見比べると、どう違うか。

 ②の文では、①にあったBecause I didが省略されています。これは、主節と従属節の主語が同一の場合にのみ可能です。

 実際、①の文では、主節(I keptからの節)と従属節(Becauseからの節)の主語が共に「I」ですよね。この場合、従属節の接続詞、主語、代動詞(did)を省略できます。

 そして、従属節の動詞を分詞にします。①の文を見ますと、従属節の態は能動なので、現在分詞を用います。よって、②ではknowingとしています。

 以上が、分詞構文の作り方です。こうしたポイントを抑えれば、分詞構文は、それほど難しくはありません。

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