試験によく出る「自動詞VS他動詞」とは?


 大学入試やTOEICなどの英語の試験で、自動詞と他動詞の区別を問う問題が、しばしば登場します。では、具体的にどんな問題が出るのか。以下に例題を挙げます。

(例題)The leaders of the countries will meet on September 8 and (     ) some environmental issues including global warming.

(A) argue     (B) converse     (C) discuss     (D) talk

 さて、空所には、自動詞、他動詞のどちらが入るか。空所の後を見ますと、some environmental issues「幾つかの環境問題」とあります。

 空所の後に前置詞はなく、目的語が置かれています。ということは、空所に入るのは、他動詞です。

 4つの選択肢のうち、converseとtalkは、いずれも「話す」という意味の自動詞です。よって、この2つは不可です。

 argueは「~を主張する」という意味では他動詞として使えますが、「議論する」という意味では自動詞です。よって、これも不可です。

 ということで、正解は、(C) discussです。discussは「~を話し合う」という意味の他動詞です。よって、話し合う内容が、discussの直後に目的語として置かれます。

 問題文の意味は、「各国首脳が9月8日に集まり、地球温暖化を含め、幾つかの環境問題を話し合う予定だ」です。

 このような「自動詞VS他動詞」の問題を、動詞の意味で解こうとすると、選べなくなりますね。なぜなら、どれも意味的には問題ないからです。

 むしろ、「この動詞は自動詞」、「この動詞は他動詞」と、知っておく必要があります。また、argueのように、同じ動詞でも、意味によって、自動詞としても、他動詞としても使える動詞があります。こういった知識を事前に備えておく必要があります。

 ただ、全ての動詞を完璧に覚えることは、ほぼ不可能ですし、また、その必要はありません。むしろ、先の例題で挙げたような、試験で問われやすいもの(discuss × talkなど)を優先的に覚えていくことが重要です。

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