「受動態の進行形」の使い方


 皆さん、「受動態」っていう言葉は聞いたこと、ありますよね。また、「進行形」も聞いたことがあるでしょう。いずれも中学英語で習う文法項目です。

 一応、おさらいしますと、「受動態」の基本形は「be動詞+動詞の過去分詞形」です。一方、「進行形」の基本形は「be動詞+動詞のing形」です。

 では、この2つを掛け合わせたもの、つまり「受動態の進行形」は、どうでしょう?これは、「be動詞+being+動詞の過去分詞形」という形をとります。

 ここで一つ例文を挙げます。

<「受動態の進行形」の例文①>

A new airport is currently being built.「新空港が現在、建設中である」。

 この文の主語airport「空港」は建設される側なので「受動態」になります。また、それが今、建てられているところ。つまり、動作が進行中なので「進行形」になります。

 よって、「受動態の進行形」を用います。「be動詞(is)+being+動詞の過去分詞形(built)」と、まさに「受動態の進行形」の基本に則った形ですね。

 なお、currentlyは「現在」という意味の副詞です。この副詞が間に挟まってはいますが、あくまでも骨格は「be動詞+being+動詞の過去分詞形」です。

 では、もう一つ例文を挙げます。

<「受動態の進行形」の例文②>

The photocopier is being repaired now.「そのコピー機は今、修理中である」。

 主語のphotocopier「コピー機」は修理される側なので「受動態」。かつ今、修理されているところなので「進行形」。よって、動詞は「is being repaired」と、「受動態の進行形」になっています。

 このように、「受動態の進行形」は、とにかく「be動詞+being+動詞の過去分詞形」の形に当てはめればいいだけなので、それほど難しくはありません。

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