TOEICで600点を獲るには何が必要か?


 TOEICを何度か受験するも、スコアはいつも500点台。なかなか600点の壁を超えることができない。こういった方に必要なものは何か。

 これには個人差がありますので、一概に「これだ!」と言い切ることはできませんが、一つ共通する点を挙げるとすれば、やはり「語彙力強化」でしょう。

 一定の語彙力がないと、リスニングにおいても、リーディングにおいても、正答できる問題の数に限界があります。

 そこで、語彙力強化に励むべきなのですが、TOEICで600点を獲るためには、2つの面での語彙力強化が必要です。

 1つは、単純に、意味を知っている語の数を増やすこと。そして、もう1つは、意味に加えて、用法を知っている語の数を増やすことです。

 例えば、informという単語。これは、「~を知らせる」という意味の動詞です。まず、「inform=知らせる」と覚えることです。

 それに加えて、informの使い方を知っておくことも重要です。informは、先にも述べたように「~を知らせる」という意味ですが、厳密には「(人)に(もの)を知らせる」です。

 ですので、informは、「inform A of B」という型をとります。Aには「人」、Bには「もの」が、それぞれ入ります。以下に例文を挙げます。

(例文)I will inform you of the time and place of the meeting later.

「後であなたに会議の時間と場所をお知らせします」。

 informの後にyou「人」が続き、その後、前置詞ofを挟んで、the time and place of the meeting「もの」が続いています。

 TOEICのPart5(文法・語彙問題)では、以下のような問題が出る可能性があります。

Mr. Perez will (     ) all of us of the time and place of the meeting via e-mail later.

(A) give   (B) inform   (C) notice   (D) tell

 この問題に正答するには、各選択肢の単語の意味を知っていることに加えて、正しい使い方の知識が必要になります。

 この問題を解くヒントはusの後のofです。ここで、「inform=知らせる」という意味の知識に加えて、「inform A of B」という語法の知識があれば、確実に正答できます。

 逆に、この語法の知識がなければ迷うはずです。tellでもよさそうだな、と。でも、tellは「tell A B」(AにBを伝える)という使い方をするので不可です。

 giveも「give A B」という使い方をします。noticeは「(自分が)~に気付く」という意味なので、語法もさることながら、そもそも意味的に不可です。

 問題文の意味は、「ペレス氏が、後ほどメールで、我々全員に、会議の時間と場所を知らせてくれます」です。

 TOEICで600点を獲るには、こういった問題に、確信を持って正答できるだけの「語彙力」(意味+用法の知識)を身に着ける必要があります。

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