何故、英語が聞き取れないのか。これには、様々な原因が考えられますが、一つには、英語を聞く絶対量の不足が挙げられます。
普段、日本語だけの生活を送っている人が、いきなり英語を聞いても、そう簡単に聞き取れるものではありません。そこで、まずは英語を聞く機会を増やしたいところです。
ただ、問題は何をどう聞くか、です。普段、英語を聞く機会がない人が、いきなりCNNのニュースを聞くというのは、ややハードルが高すぎるように思います。
そこで、私がお薦めしたいのが、TOEIC対策本の活用です。書店の語学書のコーナーを覗くと、英語資格試験の問題集が山積みになっています。
中でも特にTOEICは問題集の数が多く、リスニングだけに特化した問題集も多数あり、素材探しに苦労しません。
TOEICのリスニングセクションは、4つのパートからなっており、54題(Part1:6題、Part2:25題、Part3:13題、Part4:10題 [計100問])あります。
問題集の中には、リスニングパートのフルセットが7回分収録されているものもあります。つまり、たった1冊で378題もある、ということです。
これを1日3題ずつ解いたとすれば、126日間(約4か月)かかります。書籍代は、だいたい2千円前後ですから、「コスパが良い!」と言えるのではないでしょうか。
では、これをどうやって取り組めばいいのか。ただ、問題を解いて丸付けして終わり、というのでは不十分です。
問題を解き終わった後、丸付けをし、その後、しっかりとスクリプト(本文)を精読します。そして、知らない単語や言い回しがないかをチェックします。
次に、スクリプトを見ながら、音声を流します。この時は、発音を意識しながら聞くようにします。特に聞き取れなかった箇所の音声は入念にチェックします。
こうして、TOEICのリスニング教材を最大限活用し、リスニング力の強化に励みます。そして、伸びを確認する意味で、定期的にTOEICを受験するのもいいでしょう。
「オンライン英語教室のUB English」の「リスニング強化」では、TOEICのリスニング教材を活用したリスニングと発音のトレーニングを同時に行っております。
ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せください。レッスン内容などに関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。
尚、2021年6月26日(土)、Amazon Kindleにて『どうすれば英語が聞き取れるようになるのか?』(オンライン英語教室のUB English出版)を発売します。どうぞご利用下さい!