英検1級単語の覚え方(語源を知り語の持つ意味合いをイメージしよう)①


 英検1級単語は、数が半端なく多い上、見慣れない単語がほとんどなので、多くの学習者が覚えるのに苦労します。

 そこで、記憶を助ける工夫が必要です。私がお薦めしているのは、「語源を知り、その単語が持つ意味合いをイメージで覚える」というものです。

 具体的にどんなものか。以下にご紹介します。まずは、例題を解いてみましょう。

(例題)The man is so (     ) in expenditure that he has little savings.

1. elusive   2. fervent   3. outright   4. profuse

 この文の意味は、「その男はあまりにも金遣いが荒いので、貯金がほとんどない」です。さて、選択肢の単語の意味を確認しましょう。

 選択肢は全て形容詞です。1. elusive「捕まえどころのない」、2. fervent「熱烈な」、3. outright「あからさまな」、4. profuse「物惜しみしない」です。

 よって、正解は、4. profuse(=generous)です。profuseはこの他、「豊富な、おびただしい」(=plentiful)といった意味もあります。

 さて、このprofuse。語源を確認してみましょう。まず、接頭辞proと語幹fuseに分かれます。

 接頭辞proは「前へ」(=forth)という意味を持ちます。語幹のfuseには「注ぐ」(=pour)という意味があります。

 「コーヒーおかわり自由」のお店で、店員さんが目の前のお客に対して、「どうぞ、どうぞ」と言って、気前よくコーヒーのおかわりを注いでくれる。そんなイメージです。

 ところで、語幹のfuse。これは、カタカナ語にもなっている「ヒューズ」のことです。ヒューズとは、電気回路に過大な電流が流れた時、発生する熱が溶けて回路を遮断する金属線のことです。つまり、このfuseにも「流れる」(=pour)の意味合いがあるということです。

 このように、語源を知り、その単語が持つ意味合いをイメージできると、英検1級単語は格段に覚えやすくなります。

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