TOEICの問題を速く解く方法⑤(語法の知識を生かそう)


 TOEICの問題を速く解くには、様々な知識が必要になります。今日取り上げるには「語法」(=語の正しい使い方)です。まずは、下記の例題をご覧下さい。

(例題)took a business trip to Chicago ——- met one of

(A) and   (B) so   (C) to   (D) while

 これは、TOEIC・Part5の問題の一部を抜粋したものです。

 まずは、いつものように、選択肢を見て、何が問われているのかを把握します。この問題では、接続詞と前置詞が並んでいます。

 次に、空所の前後にあるヒントとなる語を探します。空所の直後にはmet(動詞の過去形)があります。また、前にもtook(動詞の過去形)があります。

 ということは、tookとmetは「同格」であると判断できます。従って、空所には等位接続詞が入ります。よって、従属接続詞の(D) whileは不可です。

 等位接続詞は、(A) andと(B) soの2つですが、soは後に節が続きます。つまり、metの前に主語が必要です。よって、正解は(A) andです。andは、主語が同一の場合、動詞を並列させることができます。

 なお、(C) toは、空所直後の動詞がmeet(原形)なら可ですが、問題文ではmet(過去形)なので不可です。

 この問題で正解するには、4つの選択肢、それぞれの語の用法(語法)の知識が必要です。つまり、and, so, to, whileの正しい使い方を知っておく必要がある、ということです。

 ではここで、and, so, to, whileの語法を例文で確認しましょう。以下に例文を挙げます。

(andの語法)

Mr. Williams took a business trip to Chicago and met one of his clients there.

「Williams氏は、シカゴへ出張し、そこで彼の顧客の一人に会った」)。

(soの語法)

Mr. Williams wanted to meet one of his clients, so he took a business trip to Chicago.

「Williams氏は、顧客の一人に会いたかったので、シカゴへ出張した」。

(toの語法)

Mr. Williams took a business trip to Chicago to meet one of his clients there.

「Williams氏は、彼の顧客の一人に会うために、シカゴへ出張した」)。

(whileの語法)

Mr. Williams kept his smartphone off while he was meeting one of his clients in Chicago.

「Williams氏は、シカゴで彼の顧客の一人に会っている間、スマホをオフにしていた」。

 こうした正しい語法の知識を磨くことで、TOEICの問題に速く、そして正確に解けるようになります。

 「オンライン英語教室のUB English」の「TOEIC対策」では、語法の知識を身に着けるためのトレーニングを「完全マンツーマン」で行います。

 ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せ下さい。レッスン内容に関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。

 尚、2021年4月24日(土)、Amazon Kindleにて『<3日間完成>TOEIC速解トレーニング』を発売致します。どうぞご利用下さい。