TOEICの問題を速く解く方法③(分詞の解き方)


 今週、当ブログでは、TOEIC・Part5の問題を如何に速く、そして正確に解くかについて、その方法を解説しております。

 今日のテーマは「分詞」です。以下の例題をご覧下さい。なお、この例題は、TOEIC・Part5の問題の一部分を切り取ったものです。

(例題)the person’s ——- consent.

(A) write   (B) writes   (C) writing   (D) written

 いつものように、まずは選択肢を見ます。そうすると、動詞writeの活用形が並んでいます。(A)は原形、(B)は三単現、(C)は現在分詞、(D)は過去分詞です。

 次に空所の位置を確認します。文末のひとつ手前に空所があります。文末(空所の後ろ)にconsentという語があります。

 consentは名詞で「同意(書)」、動詞で「同意する」という意味を持つ語です。今回は、空所の前にthe person’s「その人の」という名詞の所有格があるのでconsentは名詞です。

 では、空所にはどれが入るか。まず、person’sのような名詞の所有格の直後に動詞を置くことはできないので、(A)と(B)は不可です。

 そうなると、空所には、後ろの名詞(consent)を修飾する分詞が入ります。さぁ、現在分詞(writing)か、過去分詞(written)か、どっちでしょう?

 ここでのconsentは「同意書」という意味を持ちます。「同意書」は当然、人によって書かれる側です。つまり、受け身です。

 よって、正解は、過去分詞形の(D) writtenです。the person’s written consentで「その人の同意書」という意味になります。

 このように、動詞の活用形が4つ並んでいるものの、原形と三単現は明らかに違う。現在分詞(Ving)か過去分詞(Vpp)かの「実質2択」の問題は、TOEICではよく出ます。

 その際、分詞からの修飾を受ける名詞を見て判断します。つまり、その名詞が「Vする側」(=能動)なら現在分詞、「Vされる側」(=受動)なら過去分詞です。

 「オンライン英語教室のUB English」の「TOEIC対策」では、「分詞」など、TOEICによく出る問題を速く正確に解くトレーニングを「完全マンツーマン」で行います。

 ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せ下さい。レッスン内容に関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。

 尚、2021年4月24日(土)、Amazon Kindleにて『<3日間完成>TOEIC速解トレーニング』を発売致します。どうぞご利用下さい。