英検3級二次試験の質疑応答(No.4)では、完全な文で答えるべきか?


 英検3級二次試験の質疑応答(No.4)は「疑問詞疑問文」が出題されます。疑問詞とはWhat「何」やWhere「どこ」、When「いつ」といった「5W1H」に相当するものです。

 例えば、Where would you like to go this summer?「今夏、あなたはどこへ行きたいですか?」といった質問が出されます。

 これに対して、どう答えるか。例えば、「ハワイに行きたい」ですと、I would like to go to Hawaii (this summer). と答えます。これは、完全な文での解答です。

 英検3級二次対策のレッスンをしていますと、よく生徒さんから「完全な文で答えなくてはいけないのですか?」と聞かれます。

 これについては「必ずしも完全な文でなくてもいい」というのが私の答えです。ですので、先の質問であれば、Hawaiiとだけ答えてもいい訳です。

 では、質問がWhat would you like to do this summer?「今夏、何をしたいですか?」だとどうか。

 例えば、「キャンプに行きたい」と答えるとします。この場合、完全な文で答えるとすれば、I would like to go camping (this summer). となります。

 ただ、ここでは、質問との重複箇所を省略して、Go campingとだけ答えても、問題ありません。

 ですので、完全な文で答える自信のない方や、完全な文で答えようとすると間違えそうで不安という方は、答えの核心部分だけを答えるようにするといいでしょう。

 先ほど挙げた質問と応答の例を改めて以下に記します(*A:試験官、B:受験者)。

(会話例①)

A: Where would you like to go this summer?

B: Hawaii.

(会話例②)

A: What would you like to do this summer?

B: Go camping.

 英検3級二次試験に臨むにあたり、質問を聞き取れるかどうか不安だという方も少なくありません。

 そういう方は、英検3級二次試験の質疑応答(No.4)においては、疑問詞と動詞にフォーカスするようにしてみて下さい。

 例えば、会話例①であればWhereとgo、会話例②であればWhatとdoです。この2つさえ聞き取れれば、質問の主旨は概ねつかめます。

 それに、最後のsummerを聞き取ることができれば、質問内容をつかむには十分ですね。

①Where, go, summer?「夏、どこ行く?」

②What, do, summer「夏、何する?」

 これだけでも質問の主旨はつかめますよね。質問の主旨をつかめれば、あとは場所や行為を答えるだけで十分です。

①Hawaii「ハワイ」

②Go camping「キャンプに行く」

 如何ですか?少しは不安を解消できましたか?えっ、まだ、ちょっと不安?

 その場合は、この手のQ&Aを数多く練習して、応答の仕方になれることが大事です。そうしてコツをつかむことができれば、自信を持って英検3級二次試験に臨めるはずです。

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