英検3級二次試験の質疑応答(No.5)は「Yes/No疑問文」が出題されます。その多くが、受験者の好みや習慣を問うもので、Do you V?「Vしますか?」と聞かれます。
この他、経験の有無が問われることもあります。その場合、Have you ever Vpp?「今までにVしたことがありますか?」という質問になります。
例えば、Have you ever been abroad?「今までに海外へ行ったことがありますか?」といった質問です。
これに対し受験者は、まずYesかNoのどちらかを答えます。ここでYesと答えると、Please tell me more.「もう少し詳しく話して下さい」と聞かれます。
さて、これに対して、どう返せばいいのか。答え方は、大きく2通りあります。以下に、解答例を挙げます。
(解答例①)
A: Have you ever been abroad?「今までに海外へ行ったことがありますか?」
B: Yes.「はい」。
A: Please tell me more.「もう少し詳しく話して下さい」。
B: I have been to Hawaii once.「一度ハワイへ行ったことがあります」。
(解答例②)
A: Have you ever been abroad?「今までに海外へ行ったことがありますか?」
B: Yes.「はい」。
A: Please tell me more.「もう少し詳しく話して下さい」。
B: I went to Hawaii last summer.「昨夏ハワイへ行きました」。
解答例①では、文字通り「経験」を答えています。よって、現在完了形(have + Vpp)を使って答えています。そして、文末に「一度」という意味の副詞onceを用いています。
一方、解答例②では、「過去」を語っています。文末にlast summer「昨夏」という過去を表す副詞を置いているので、時制は過去形(went)です。
この2つ、どちらも適切な答えです。ここでのポイントは「時制」です。時制を間違えないよう、気を付けましょう。
「一度」(=once)、「二度」(=twice)、「三度」(=three times)など、回数を述べる場合は「現在完了形」です。
「昨夏」(=last summer)、「昨年」(=last year)、「先月」(=last month)など、過去の具体的な時を表す語句を用いる場合は「過去単純形」です。
Have you ever Vpp? と問われて、Yesと答えた場合、こうした時制の違いを意識しながら、Please tell me more.に返答しましょう。
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