英検2級二次試験のイラスト問題は準2級とどう違うのか?


 「英検2級二次試験って、どんな内容かな?」と過去問を見る人が多いと思います。その時、パッと目に入るのは、恐らく3コマのイラストでしょう。

 それを見た時、「なんだ、準2級とあまり変わらないんだなぁ」と思う人が多いのではないでしょうか。

 確かに、英検準2級、2級いずれも、二次試験にはイラスト問題が含まれています。一見似ているようにも見えますが、内容と求められるものが違います。

 では、英検準2級と2級のイラスト問題は、具体的にどう違うのか。如何に例を挙げ、その2つを比較します。

 例えば、女性が花に水をやるシーンがイラストに描かれているとします。これを英語でどう表現するか。英検準2級と2級とを比較してみましょう。

(準2)A woman is watering the flowers.

(2級)Mrs. X was watering the flowers in the garden.

 まず、主語が違います。準2級では、人物を特定しない(A woman)のに対して、2級では、人物を特定(Mrs. X)しています。

 次に、時制が違います。準2級では「現在進行形(is watering)」が使われているのに対して、2級では「過去進行形(was watering)」が使われています。

 そして、もう一つの違いは、前置詞句の有無です。2級では、文末に前置詞句(in the garden)が付いているのに対して、準2級では、前置詞句がありません。

 このように、英検準2級と2級のイラスト問題には、大きく3つの違いがあります。中でも、3つ目の「前置詞句の有無」は、大きな違いと言えます。

 前置詞句は無くても、最低限、人の行動は描写できます。しかし、あった方が、より細かく状況を描写できます。

 つまり、英検2級二次試験では、より細かい状況の描写が求められる、ということです。特に、必要に応じて前置詞句をうまく使いこなせるかが、ポイントです。

 その辺りを意識して、英検2級二次試験のイラスト問題のトレーニングを行うようにしましょう。

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