英検準2級二次試験のイラスト問題(No.2)では、日常的な人の行動を英語で描写することが求められます。
絵を見れば、その人が何をしているかは一目瞭然。しかし、いざそれを英語で表現するとなると、案外難しいこともあります。
例えば、昨日のブログで取り上げた「犬を散歩させる」。これを英語では「walk the dog」と言います。
「walk=歩く」は、多くの人が知っています。しかし、「walk=を散歩させる」というのは、知らない方が結構おられます。
こういった、「シンプルだけど英語にするのは意外と難しい」ものが、英検準2級二次試験のイラスト問題では、よく問われます。
昨日取り上げた「犬を散歩させる」=「walk the dog」は、まさにその典型とも言えるものですが、他にも色々あります。
例えば、英検準2級二次試験のイラスト問題(No.2)では、女性(又は男性)が花に水をやるシーンが描かれていることがよくあります。
さて、この「花に水をやる」。英語ではどう表現するか。これ、レッスンで生徒さんに尋ねると、「えっ、何て言いますかね?」と、悩んでしまう人が少なくありません。
そこで私は、「じゃあ、花を英語で何と言いますか?」と尋ねます。そうすると、生徒さんは迷わず「flower!」と答えます。
その後、続けて、「じゃあ、水は?」と聞くと、これまた「water!」と即答します。
そこで、「じゃあ、花に水をやるは?」と聞くと、「え、もしかしてwater flowerでいいんですか?」とおっしゃる。
そうです。「花に水をやる」は「water the flowers」です。一輪の花の場合は単数ですが、花壇に植わっている幾つかの花に水をやる場合は、複数形(flowers)です。
また、今、水をあげているのは、特定の花ですから、flowersの前に定冠詞のtheを付けます。
では、「女性が花に水をやっている」だとどうか。答えは以下の通りです。
A woman is watering the flowers.
多くの人が「water=水」という知識を持っています。しかし、waterが「~に水をやる」という動詞(他動詞)としても使えるということは、知らない人が少なくありません。
だから、「花に水をやる」を英語で何と言うかを問われた際、答えられないのです。こういった盲点を突いてくるのが、英検準2級二次試験のイラスト問題(No.2)の特徴です。
ちなみに、「庭に水をまく」だと、どうか。「庭」を英語では「garden」と言いますよね。ですから、「water the garden」です。
このような「言えそうで言えない英語のフレーズ」の知識を増やすこと。これが、英検準2級二次試験のイラスト問題(No.2)を円滑に進める要諦と言えます。
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