英検1級二次試験・スピーチ対策⑥(アイデアが浮かばない時の対処法)


 英検1級二次試験のスピーチにおける構成は、英検1級一次試験のライティングを参考にすることをお薦めしております。

 英検1級一次試験のライティングでは、自身の見解をサポートするための3つの理由を挙げる必要があります。

 英検1級二次試験のスピーチにおいても、3つのアイデアを出すことが理想です。1分間の考量時間のうち、45秒間で3つのアイデアを出すことを薦めています。

 ただ、トピックによっては、それが難しい時もありましょう。実際、私の生徒さんの中にも「3つ(のアイデアを出すの)はキツイですねぇ」とおっしゃる方もおられます。

 その場合、どうするか。試験本番では、たとえアイデアが2つしか浮かんでいなくても、時間が来れば否応なしにスピーチをスタートさせられます。

 ですので、とにかく話し始めます。そして、話しながら、もう1個アイデアを出す、というのもありです。

 「え~、そんなの無理だよ」と思われた方もおられるかもしれません。しかし、実際にスピーチをやってみると、意外とそうでもありません。

 話しているうちに、ふと別のアイデアが浮かぶ、ということは実際にあります。これは、英語に限らず、日本語で話していても、あることだと思います。

 やや、ギャンブルに近い形になってしまうのですが、事前にアイデアが出し切れなかった場合は、そうするしかありません。

 ただ、十分なトレーニングをせず本番に臨むと、アイデアが浮かばないことで、頭が真っ白になってしまい、スピーチがうまく行かない可能性が高いです。

 ですので、アイデアが十分に浮かばなくてもスタートし、話しながら別のアイデアを出すといったことを、数多くの練習を通じて、経験しておかねばなりません。

 そういった意味で、英検1級二次試験のスピーチは、まさに「練習あるのみ!」と言えます。そして、経験値を高めておくことが何より重要です。

 それが、本番のプレッシャーがかかる場面で生きてきます。考量時間(1分)でアイデアが2つしか浮かばなくても、落ち着いてスタートできるようになります。

 過去問や予想問題、あるいはライティングのトピックなどを使って、スピーチの練習を数多くやってみて下さい。

 「オンライン英語教室のUB English」の「英検1級対策」では、英検1級二次試験のスピーチのお題を数多くご用意し、本番での「凌ぐ力」を養成いたします。

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