英検１級二次試験に臨もうという方は、すでに英検１級一次試験を合格された方ですので、相当に高い英語力をお持ちです。
英検１級一次試験では、大量の「難語」を覚えなくてはなりません。よって、多くの受験者が、そこに多大な時間とエネルギーを注入します。
それは、英検１級一次試験の特性を考えると、当然の策と言えます。しかし、英検１級二次試験は趣を異にします。
英検１級一次試験で求められた「難語」の知識は、それほど必要ではありません。むしろ、もう少し平易な語彙を正しく使いこなすことが求められます。
ですので、語彙においては、レベルを少し下げる意識を持つべきだと思います。具体的には、英検準１級、２級、あるいは準２級程度にまで、語彙レベルを下げるのです。
英検１級二次試験の評価基準に「語彙」の項目があります。そこで高い評価を得ようと、無理して英検１級対象語彙を使おうとする人がいますが、必ずしもその必要はありません。
英検１級一次試験の大問１に出てくる単語は、決して「日常語」ではありません。それだけに、スピーチにはそぐわないものがほとんどです。
英検１級対象語彙のほとんどが、「使用語彙」ではなく「知識語彙」の範疇です。つまり、「知ってるけど使わない（使えない）単語」が大半だ、ということです。
英検１級一次試験の壁を突破するまでは、ひたすら語彙レベルを上げることに注力して来られたかと思います。
そんな方に「語彙レベルを下げよう！」などと言うと、戸惑われるかもしれません。しかし、殊、英検１級二次試験のスピーチ対策においては、その方が得策です。
語彙レベルを下げる。その代わり精度を上げる。つまり、先にも述べたように、「平易な語彙を正しく使う」ということです。
ぜひ、このことを意識して、英検１級二次試験のスピーチ対策に励んでみて下さい。
「オンライン英語教室のUB English」の「英検１級対策」では、英検１級二次試験のスピーチ対策として、平易な語彙を駆使しながら、意見を述べるための練習を行っております。
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