IELTS Writing Task 1の勉強法


 IELTS Writing Task 1では、グラフを見ながら数値の増減を説明したり、2つの年代の異なる地図を見ながら相違点を述べたり、プロセスを順序だてて説明したりします。

 皆さんはこれまで、英語での作文と言うと、essayタイプ(あるお題に対して、自分の意見や考えを述べるもの)を書くことが多かったのではないでしょうか。

 その意味で、IELTS Writing Task 1に出題されるような問題の作文は、あまり経験していないかもしれません。

 ただ、将来、イギリス(又はIELTSを採用している他の国々)の大学または大学院に進学すると、コースワークやレポート、卒業論文などの提出が求められます。

 その際、単に自分の意見やアイデアを書き綴るのではなく、研究結果など、事実を淡々と説明することが求められます。

 IELTS Writing Task 1は、そういったことを想定し、その能力を推し量るための問題だと言えます。

 ですので、IELTS Writing Task 1の勉強をすると、単なるテスト対策だけでなく、後々、イギリスの大学(院)に進学した時にも、役に立つでしょう。

 では、IELTS Writing Task 1の勉強は、どのように進めればいいのか。今日は、この点について、私見を交えながら、述べていきたいと思います。

 IELTS Writing Task 1の勉強法。大きく3つのステップがあります。以下の通りです。

①出題傾向と問題のタイプを知る

②タイプごとの使える表現を学ぶ

③過去問などを使って実際に書く

 まず、ケンブリッジのIELTS対策本(『IELTS Practice Tests』などを使って、IELTS Writing Task 1の出題傾向と問題のタイプを知ることが重要です。

 IELTS Writing Task 1では、冒頭でも触れたように、棒グラフや円グラフなど、データを説明する問題が、よく出題されます。

 この「データ問題」に加えて、位置関係などの説明が求められる「地図問題」や、ある工場の組み立て工程を説明する「プロセス問題」などがあります。

 こういった問題のタイプを知ることが重要です。それにより、何を学ぶ必要があるのかがわかります。

 次に、それぞれのタイプの問題で、よく使う英語表現を学ぶ必要があります。例えば、昨日のブログでご紹介した、「データ問題」で有用な「差異を表す前置詞by」などです。

 「データ問題」では、数値の増減などを表すことが多いので、「increased by 20%」(20%増加した)などの表現をたくさん学ぶことが重要です。

 こうして、IELTS Writing Task 1で使える「表現のストック」を増やした上で、実践練習に臨みます。

 例えば、先にご紹介したケンブリッジのIELTS対策本などを使って、実際に、IELTS Writing Task 1の説明文を書いてみることです。

 模範解答など、サンプルを見ると、何となくイメージはできます。しかし、いざ、自分で書いてみると、途中で言葉が詰まり、筆が止まってしまうこともあります。

 ですので、やはり、実際に自分で書いてみることは、IELTS Writing Task 1の対策においては、非常に重要です。

 ただ、「書きっ放し」だと、十分な成果が得られない可能性が高いと言えます。今の自分の課題を知る意味で、誰かに評価してもらう必要があります。

 できれば、IELTSのことをよく知る人に、自分が書いた作文を見てもらい、どの程度、書けているのかを見てもらった方がいいでしょう。

 その上で、必要なバンドを取るには、何が足りないのかを知り、そのための対策や学習を講じる必要があります。

 以上が、「オンライン英語教室のUB English」が推奨する「IELTS Writing Task 1の勉強法」です。

 「オンライン英語教室のUB English」の「IELTS対策」では、IELTS Writing Task 1の書き方の指導および添削を行っております。

 ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せください。レッスン内容に関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。

 尚、本日[2020年11月21日(土)]、拙著『IELTS Writing Task1で使える表現を習得するためのトレーニング本』(電子書籍)がAmazon Kindleにてリリースされました。