英検準2級ライティングテストでの「書き出し」について


 英検準2級のライティングテストは、大きく分けて3つの項目によって評価が下されます。その3つとは、①内容面、②構成面、③言語面です。

 このうち、③言語面については、Ⓐ語彙とⒷ文法とに分かれます。本項では、③-Ⓑの言語(文法)面において、留意すべき点を論じて参ります。

 英検準2級のライティングテスト対策を受講する生徒さんに、レベルチェックの目的で作文してもらうと、きちんとした「書き出し」ができていないことが少なくありません。

 例えばTOPICが、Do you think it is a good idea for students to use their smartphone in class?「授業でスマートフォンを使うのは、良い考えだと思いますか?」だとします。

 この時、I think so.「そう思います」とか、Yes, I do.「はい」といった形で書き出す人がいます。

 確かに、英検準2級のライティングテストは、与えられたTOPIC(質問)に答える形で、自分の意見を書いていくことが求められます。

 とはいえ、Q&A(質疑応答)方式ではなく、あくまでもエッセイ(小論文)ですので、TOPICの内容も本文に含める必要があります。

 そこで、例えば、このTOPICに賛成の立場をとるのであれば、書き出しは、I think (that) it is a good idea for students to use their smartphone in class. などとします。

 生徒さんの中には、TOPICに使われているのと全く同じ語句を本文で使うと、減点されるのではないかと懸念する人がいます。

 これについては、程度問題であり、また時と場合によります。あまり何度も同じ文やフレーズを繰り返すのは、確かに③-Ⓐの語彙面で、不利に働く可能性があります。

 しかし、殊、書き出しにおいては、まずTOPICについて、賛成、反対どちらかのスタンスを表明する必要があるので、TOPICの語句との重複はやむを得ません。

 その代わり、最後の結論部分で、少し言い換えるといいでしょう。例えば、For these reasons, students should be allowed to use their smartphone in class. という具合に。

 この文の意味は、「これらの理由から、生徒は授業でスマートフォンを使うことを許可されるべきだ」です。

 いずれにせよ、YesやNoで書き出すのではなく、I thinkまたはI do not thinkで、書き出すようにしましょう。

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