50歳を過ぎてから英語講師を目指す方へ(1)


 50~60代の「英語教員志望」の方から頂くご相談の一つに「今からでも英語講師になれるでしょうか?」というものがあります。これについての私の答えは、「Yes, you can.」です。本項では、その理由と対策について、論じてみたいと思います。

 英語講師という職業は、ある程度の「体力」も必要ですが、それ以上に、「知識」と「スキル」が求められるものです。よって、ある程度、年齢が上がっても、務められる仕事だと言えます。現に、60代、70代になっても、英語講師の仕事を続けている人はいます。

 但し、「もう少し若い頃に英語講師になり、50歳を過ぎても続けている」と言うのと、「50歳を過ぎて初めて英語講師になる」というのは、同じではありません。この二つの大きな差は「指導経験」です。

 例えば、25歳で英語講師になった人が、55歳の時点でまだ英語講師を続けているとします。その場合、「英語講師歴30年」です。それに対して、55歳で初めて英語講師になったという方は、その時点では「英語講師未経験者」ということになります。

 英語講師にとって、「経験」は大きな財産です。ですので、55歳の「新米英語講師」にとって、その「経験」がないというのは、英語講師歴30年の「ベテラン英語講師」と比べて、圧倒的に不利ではあります。

 だからと言って、英語講師になるのをあきらめることはありません。英語講師としての「経験」はないけれども、別の経験をお持ちのはずだからです。例えば、海外勤務が長かったという方であれば、英語を使って仕事をするなどの「実務経験」をお持ちでしょう。

 そういった方が、ビジネスパーソンを相手に「ビジネス英語」を教えるとなると、教科書に載っていることだけでなく、実体験に基づいた指導ができるでしょうから、有利に働きます。そういう先生の話なら、生徒も興味を持って聞くはずです。

 生意気な言い方をするようで大変恐縮ですが、50歳を過ぎてから英語講師を目指す方は、「指導経験の浅さを人生経験でカバーせよ!」というのが、私からのメッセージです。

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