英文法の参考書には、必ず「無生物主語」という文法項目が載っています。高校の英語の授業などで聞き覚えがある方もおられるかもしれません。
でも「無生物主語って何?」と聞かれて、即答できる方はそう多くはないかもしれません。無生物主語とは文字通り、人や生き物ではないものを主語に置く文のことを言います。
例えば、①I was unable to get there on time due to a traffic jam. という文。この文の意味は、「私は交通渋滞のため、時間通りにそこに辿り着けなかった」です。
この文を、無生物主語を使った文に置き換えると、②A traffic jam prevented me from getting there on time. となります。
直訳すると「交通渋滞が、私が時間通りにそこへ辿り着くのを妨げた」となりますが、文意は①と同じです。
但し、主語がI「私は」ではなく、A traffic jam「交通渋滞」という生き物ではないものになっています。これを無生物主語と言います。
では、どういう時に無生物主語を使うかというと、原因を強調したい時などに用います。例えば、上記の例文なら、時間通りに辿り着けなかった原因(A traffic jam「交通渋滞」)を強調したい時に、①の代わりに②(無生物主語の文)で表現します。
こうして無生物主語を使うことで、英会話でのI(私は)の多用を避けることができます。
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