英検２級では、リスニングは結構良い点数が取れていたのに、準１級ではさっぱり。聞き取れない箇所が多くて苦戦している。こんな声をよく耳にします。
実際、２級と準１級とでは、リスニングの難易度に大きな差があります。例えば、Part1の会話文にしても、準１級の方が２級よりもはるかに長く、また発話速度が速いです。
またPart2は、２級が１問１答式であるのに対し、準１級は１問２答式になります。このPart2は、準１級のリスニングの中で最大の難所と言えます。
そして、２級にはないPart3が準１級にはあります。このパートでは、複数の情報を正確に聞き分ける能力が求められます。
準１級になると一気に難度が上がるため、２級のリスニングでは７割近く正解できていた人でも、準１級では正答率が５割を割るということもざらにあります。
つまり、それだけ英検準１級のリスニングはレベルが高いということです。よって、相応の対策が必要です。
過去問をさらっと解く程度では不十分で、本腰を入れた取り組みが必要になります。
具体的には、量を多くこなすために、英検以外の資格試験のリスニング問題に取り組むのも一法です。例えば、ＴＯＥＩＣのリスニング問題を代用するだとか。この他、少し長めの説明文を集中して聞く、といった取り組みも必要です。
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