否定語far fromの正しい使い方


 以下の英文には、1か所誤りがあります。どこが間違っているか、わかりますか?
Their explanation for their considerable delay was far from satisfaction.

 この文の意味は、「大幅な遅延に対する彼らの説明は、全く満足の行くものではなかった」です。

 ここでのfar fromは「(距離が)遠い」という意味ではなく、「まったく~ではない」という意味の熟語です。

 「be far from C」という型で用います。ここでのfar fromはnotやneverと同じ否定語です。よって、far fromの後には、be動詞の補語となる形容詞が続きます。

 上記の英文を見ると、far fromの後にsatisfaction「満足」という名詞が来ています。ここが誤っています。

 先にも述べたように、far fromの後にはbe動詞の補語となる形容詞が必要なので、satisfactory「満足できる~」、「満足の行く~」にする必要があります。

 よって、正しい英文は以下の通りとなります。
Their explanation for their considerable delay was far from satisfactory.

 far fromの後に名詞を置くエラー。生徒さんが書いた英文エッセイを添削していると、非常によく目にします。

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