授業でcontainの意味を問うと、多くの生徒さんが「~を含む」と答えます。確かに、containには「~を含む」という意味がありますが、それだけではありません。
例えば、Vaccine is one of the most effective ways to contain the outbreak of an infectious disease. といった文で使われることがあります。
この文の意味は、「ワクチンは感染症の蔓延を抑える最も有効な方法の一つだ」です。つまり、ここでのcontainは「~を抑える」という意味です。
ここで、containを「~を含む」と訳してしまうと、文意がとり辛くなります。つまり、正確な英文読解には、豊富な語彙の知識が必要だということです。
今までに見たこともないような未知語に遭遇した際は、多くの方が辞書でその単語の意味を調べようとします。
しかし、containのように、なまじ知っている単語だと、大半の人が敢えて辞書をひこうとはしません。
その結果、自分が知っている意味で強引に文意をとろうとし、誤訳してしまうことがあります。これこそが、英文読解の罠(わな)だと言えます。
では、こうした罠に落ちるのを避けるには、どうすればいいのか。やはり、少しでも文意に違和感を覚えたら、単語の意味を疑うことです。
例えば、先の文であれば、『もしかすると、このcontainは「~を含む」という意味ではないのではないか?』といった疑問を持ち、辞書をひいてみることです。
とはいえ、辞書をひく回数があまりに多いと、英文を読むのに、随分と時間がかかってしまいます。
そこで、「オンライン英語教室のUB English」の「英文読解」では、早く正確に英文を読みこなせるようになるための語彙力強化トレーニングを実施致しております。
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