TOEFL iBT Writing Academic Discussionとは


 TOEFL iBTは、2023年7月26日からテスト形式が変わります。ライティングでは、新たにAcademic Discussionというタスクが導入されます。

 このAcademic Discussionには、大きく2つのタイプの問題(①「A or B型」、②「自由意見型」)があります。このうち今日は、②「自由意見型」について説明したいと思います。

 いずれのタイプも、問題に取り掛かる手順としましては、まず、教授の質問を読みます。その後、二人(男女ひとりずつ)の生徒の意見を読みます。その上で、自分の意見を書きます。

 ①「A or B型」

 例えば、教授の質問が「大学教育はもっと実践的なものにすべきか、それとも理論を重視すべきか」だとします。

 この質問に対して、女子生徒が「生徒に仕事で生かせるような知識やスキルを身に着けさせるために、大学の授業内容はもっと実践的であるべきだ」と述べたとします。

 一方、男子生徒は「大学は職業訓練校ではなく、あくまでも学問の場であるべきだ。よって、大学は理論を重視すべきだ」と主張したとします。

 このように、「A or B型」の問題では、男女二人の生徒の意見がわかれます。それを踏まえて、受験者は自身のスタンスを表明します。その際、生徒の意見をそのまま引用するのではなく、自分自身の見解を述べる必要があります。

 例えば、女子生徒の意見に賛同する場合、「理論は自分一人でも、本を読むなどして学ぶことができる。だから、大学はもっと実践的な授業を提供すべきだ」などです。

②「自由意見型」

 例えば、教授の質問が「環境破壊を食い止めるために、我々人間がすべきことは何か?」だとします。

 この質問に対して、男子生徒が「ゴミを減らすなどして、二酸化炭素の排出量を減らすべきだ」と主張したとします。

 一方、女子生徒は「環境に良くないガソリン車の台数を減らし、よりエコな電気自動車をもっと普及させるべきだ」と述べたとします。

 こうした意見を踏まえ、受験者は自身の見解を述べます。例えば、「火力発電の使用を減らし、再生可能エネルギーの普及に努めるべきだ」などと述べます。

 このように、「自由意見型」の問題では、複数の意見が考えられますが、大事なことは、男女二人の生徒が書いたものとは異なる意見を出すことです。

 ①②いずれのタイプも、Academic Discussionには「10分で100語以上」というrequirement(要件)があります。

 これを満たすには、教授と生徒の文をすばやく読んだ上で、すぐにアイデアを出さねばなりません。これには、相応のトレーニングが必要です。

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