英文法:「時を表す副詞節」とは


 英文法に「時を表す副詞節」という項目があります。以下に例文を挙げます。

The meeting won’t start until the president arrives.

「社長が到着するまで会議は始まらない」

 この文は、接続詞のuntilを用いて、2つの節を結んでいます。前半のThe meeting won’t startが主節で、until以下が「時を表す副詞節」です。

 主節と副詞節とで、時制にずれが見られます。主節は未来形(won’t start)ですが、副詞節は現在形(arrives)になっています。

 「会議が始まる」のは未来の予測ですので、主節の時制は当然、未来形です。しかし、「社長が到着する」というのは「時」の一時点を表しているにすぎません。よって、副詞節は現在形で表します。

 主節と副詞節で時制がずれるという点が、ややトリッキーなので、試験では、結構狙われやすいです。例えば、以下のような問題が出る可能性があります。

The meeting won’t start until the president (     )

(A) arrive     (B) arrived     (C) arrives     (D) will arrive

 この時、主節の時制(未来形)を見て、(D) を選ばないようにしましょう。ここでは、「時制の一致」は起きません。正解は(C)です。

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