現在分詞と過去分詞の使い分け


 英文法の項目の一つに「分詞」があります。おそらく皆さん、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 分詞には、現在分詞と過去分詞の2つがありますが、違いがよくわからないという方が少なくありません。そこで今日は、この2つの使い分けについて、ご説明いたします。

 分詞は、動詞が形容詞的に働き、名詞を修飾します。その際、被修飾語である名詞が、その動作をする側(能動)なら現在分詞、される側(受動)なら過去分詞を用います。

 例えば、a woman running over there。これは「あそこを走っている女性」という意味で、現在分詞(running)が名詞(woman)を修飾しています。

 被修飾語であるwoman「女性」は、走る側なので能動。よって、修飾語は現在分詞のrunningになります。

 一方、a doctor known for his competence「腕利きで知られる医師」は、過去分詞(known)が名詞(doctor)を修飾しています。

 被修飾語であるdoctor「医師」は、(人に)知られる側なので受動。よって、修飾語は過去分詞のknownになります。

 現在分詞と過去分詞は、このように使い分けます。現在分詞、過去分詞それぞれが持つ基本的な概念をつかんでおけば、正しい使い分けができるようになります。

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