ライティングに使える接続副詞therefore


 生徒が書いた作文を添削していますと、andやsoなどの等位接続詞を多用するあまり、一文が長くなるきらいがあります。

 それを避けるために使えるのが、接続副詞のthereforeです。接続副詞とは、元々副詞だけれども、接続詞的に働く語のことです。

 thereforeは「だから、それ故」といった意味を持つ接続副詞で、soの代わりに用いることができます。以下に例を挙げます。

(悪い例)Japan is an aging society with a declining birthrate, so the population will decrease in the future and the economy will get worse, so the government should accept more immigrants to maintain the population.

(良い例)Japan is an aging society with a declining birthrate, so the population will decrease in the future, and then the economy will get worse. Therefore, the government should accept more immigrants to maintain the population.

(文意)日本は少子高齢化社会なので、将来、人口が減り、経済が悪化するだろう。だから政府は、人口を維持するために、より多くの移民を受け入れるべきだ。

 上の文では、soが二度も登場し、一文がかなり長くなっています。これだと読みにくいので、ピリオドを打って文を区切り、代わりにthereforeを使った方がいいでしょう。

 thereforeは接続詞ではないので、soのようにコンマを打って節を続けることができません。あくまでもいったん文を区切って、文頭に置く必要があります。

 接続副詞thereforeの型は「S1 V1. Therefore, S2 V2.」(S1がV1する。だからS2がV2する)です。

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