Ifを使わない仮定法


 仮定法と聞くと、条件反射の如く「if」を思い浮かべる方が多いようですが、ifを使わない仮定法もあります。

 例えば、2022年9月22日のブログに取り上げたwishを使った文もその一つです。I wish I were a billionaire.「億万長者だったらなぁ」は、仮定法過去の一種です。

 他には、Should there be an earthquake, this old house would collapse.「万一地震があれば、この古い家は倒壊するだろう」も仮定法過去の一種です。

 文頭のShouldは「万一~したら」といった仮定の意味を接続詞です。ここでは「~すべき」という意味ではありません。

 この他、The project would not have been that successful without you.「君がいなければ、その企画はあんなにうまくは行かなかっただろう」は、仮定法過去完了の一種です。

 この文では、withoutがポイントです。このwithoutは「もし~がなければ」といった仮定の意味を持つ前置詞です。

 このように、ifを使わない仮定法は色々あります。これらを知っておかないと、英文の誤訳につながる恐れがあります。

 例えば、先の例で言うと、Shouldを「~すべき」と訳してしまいますと、文意が正しく取れなくなります。こうした誤訳をなくすには、正しい知識を身に着ける必要があります。

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