直説法と仮定法の違い


 「If=仮定法」と思っている方が多いようです。確かに、便宜上、Ifを含む文を仮定法と呼ぶこともありますが、厳密には「If=仮定法」ではありません。

 例えば、If it rains tomorrow, we won’t go on a picnic. という文。これは、仮定法ではなく直説法と呼ばれます。

 文の意味は、「もし明日雨が降ったら、私たちはピクニックには行きません」です。これって、起こる可能性が十分あるものですよね。

 このように、起こる可能性が十分あるものについては、仮定法ではなく直説法に分類されます。

 一方、If I were you, I would go see a doctor.「もし私があなただったら、お医者さんに診てもらうよ」という文。

 私はあなたではない。つまり、起こる可能性がない、あるいは著しく低いことを仮定して述べる場合は、仮定法に分類されます。先の文は「仮定法過去」と呼ばれます。

 直説法と仮定法。大きな違いは、時制にあります。直説法の型は、「If + S1 + V1(現在形)、S2 + will + V2(原形)」です。

 つまり、If節の時制は現在形で、主節に未来形を置きます。一方、仮定法過去の文は、If節、主節とも時制は過去形です。

 いかがでしたか?直説法と仮定法の違い、ご理解頂けましたか?

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