wishを使った仮定法とは


 仮定法と聞くと、反射的にIfを連想する方が多いかと思いますが、Ifを使わない仮定法もあります。例えば、以下のような文です。

I want to quit my job and travel around the world. I wish I were a billionaire.

「仕事を辞めて世界一周旅行がしたい。億万長者だったらなぁ。」

 後半の文(I wish I were a billionaire.)が仮定法の文です。「億万長者だったらなぁ」ということは、今、この人は億万長者ではない訳ですね。

 このように、現在の事実に反する内容を望む場合、wishを使って仮定法過去の文を作ります。

 wishを使った仮定法過去の型は、「S1 wish S2 V(過去形).」です。S1とS2は上記の例文のように同一である場合もあります。

 S2の後の動詞が過去形であるというのが、wishを使った仮定法過去の大きな特徴の一つです。実際、上記の例文では、wereと、be動詞の過去形が使われています。

 なお、仮定法過去の文においては、主語を問わず、be動詞の過去形はwasではなくwereを用います。I wish I was a billionaire. も略式では可ですが、正式にはwereです。

 この「wishを使った仮定法」は、実際の英会話の場面でもよく使われます。よって、マスターすれば、会話表現に広がりが生まれます。

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