英語にはたくさんの類語が存在します。例えば、nearとnearby。共に「近くの」という意味を持ちますが、使い方が少し違います。以下に例題を挙げます。
[例題]
I’ll go to a ( ) store to buy some food.
(A) near (B) nearby
この文の意味は、「食べ物を買いに近くのお店へ行きます」です。さぁ、( )の中にはnearかnearbyのどちらが入るか。
空所の後を見ますと、store「お店」という場所を表す名詞があります。これを修飾できる形容詞はnearbyです。
nearは、in the near future「近い将来」など、後に時を表す名詞を置くことはできますが、後に場所を表す名詞を置いて、前から修飾することはできないんです。つまり、a near storeは不可、ということです。
但し、nearは「~の近くに」という前置詞としても使えます。その場合、例えば、near the store「お店の近くに」など、後に場所を表す名詞句を置くことはできます。
一方、nearbyは「近くの」という意味の形容詞、もしくは「近くに(で)」という意味の副詞で、前置詞の役目は果たしません。よって、nearby the storeは不可です。但し、I’ll go to the store nearby. と、名詞の後に置き、副詞として使うことはできます。
いかがでしたか?nearとnearbyの違い、ご理解頂けましたか?
こうした細かい違いを正しく理解していないために、英会話の場面などでは、間違った使い方をしてしまっていることって、あるかもしれません。
なので、一度きちんと体系的に学んで、英語の類語を正しく使い分けられるようになるといいですよね。
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