私共が運営する「オンライン英語教室のUB English」では、「英文ライティング添削」という講座を開講しているのですが、生徒からよく聞く嘆きの一つが「書くことが思い浮かばない」というものです。
これは、正直「英語講師泣かせ」の悩みです。と言うのも、英語講師の職責は、生徒が書いた英文を添削し、より良い英文エッセイが書けるよう、指導することだからです。白紙だとそれができないので、一番困るのです。
何か少しでも書いてきてくれれば、その添削を通じて、授業を展開できるのですが、「書くことが思い浮かばない」と言って、白紙の解答用紙を持って来られても、英語講師としては、指導のしようがありません。
この時、英語講師が生徒にアイデアを授けてしまうと、それは、本当の意味で、生徒が書いたエッセイではなくなってしまいます。ですので、アイデアはどうしても生徒自身に出してもらわないと困るのです。そこで私は、生徒に以下のアドバイスをしています。
それは「PSRを意識せよ!」ということです。「PSR」というのは、私の造語で、PはProblem(問題)、SはSuggestion(提案)、RはReason(理由)です。この3つの語の頭文字をとって「PSR」と呼んでいます。
つまり、ライティングで書くことが浮かばないという人は、日頃から色んなことに問題意識を持つよう心掛けるべきだということです。例えば、メディアを通じて、様々な社会問題を目の当たりにします。そうした問題に意識を向けることが重要だと考えます。
その上で、その問題(Problem)に対して、「自分ならどうするか」といった当事者意識を持つことも重要です。そして、「こうすればいいのではないか」といった解決策を提案(Suggestion)し、その理由(Reason)を述べるのです。
この「PSR」を習慣づけることにより、ライティングで「書くことが思い浮かばない」という問題を克服できるのではないかと考えます。また、この「PSR」という発想は、ライティングだけでなく、仕事をする上でも役立つように思います。
「オンライン英語教室のUB English」の「英文ライティング添削」では、書く以前に、そもそも「書くことが思い浮かばない」という悩みを抱える英語学習者を対象に、「PSR」のトレーニングを行っております。ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せ下さい。