TOEICによく出る「接続副詞」とは


 「接続詞」とは、文頭や文中に置き、二つの節を結びつける役割を担います。一方、「副詞」は、文全体を修飾する役割を担います。その二つを折衷したのが「接続副詞」です。本項では、とりわけTOEICによく出る「接続副詞」について、解説したいと思います。

 TOEICによく出る「接続副詞」には、大きく3つのタイプがあります。①「追加」、②「逆説」、③「因果」の3つです。

 ①「追加」には、Also「また」, Moreover「更に」, Besides「その上」などがあります。この中で、一番硬い語がMoreoverで、TOEICではよく出題されます。以下に例を挙げます。The latest model has a lot of useful functions. Moreover, it is more reasonable than the previous model. 「最新モデルは、有用な機能がたくさんついている。更に、前のモデルよりも価格が安い」。

 ②「逆説」には、However「しかしながら」、Nevertheless「それにもかかわらず」、Yet「しかし」などがあります。中でも、HoweverとNeverthelessは、TOEIC頻出です。例を挙げます。On that day, the weather report said that it would probably rain. Nevertheless, the event was held as originally scheduled. 「あの日は、恐らく雨になるという予報だった。それにもかかわらず、イベントは元々予定していた通りに開催された」。

 ③「因果」には、Thereforeがあります。Soも口語では、文頭に置き、「接続副詞」として用いることもありますが、正式には「(等位)接続詞」です。少なくともTOEICでは、Soは「接続副詞」ではなく「(等位)接続詞」として出題されます。

 以下にThereforeの例を挙げます。We have a tight budget for the project. Therefore, we cannot afford to hire any more part-timers. 「例の事業は予算が乏しい。それ故、もうこれ以上、パート従業員を雇う余裕がない」。

 さて、上記3つの例を見て、ある共通点があることに気付きましたか?それは、「接続副詞」は、いずれも前文を受けて、文頭で用いるということです。ですので、これらの「接続副詞」は、Part6では正答になり得ますが、Part5では正答にはなり得ません。

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