TOEICのリスニングで注意すべきイギリス英語の発音


 TOEICのリスニングセクションに登場する話者は、北米(アメリカ、カナダ)人に加えて、イギリス圏(イギリス、オーストラリア、ニュージーランド)の人たちもいます。日本人英語学習者の多くが、いわゆる「アメリカ英語」の発音に慣れているだけに、「イギリス英語」の発音を聞いた時に、戸惑う人が少なくないようです。

 実際、私共が運営する「オンライン英語教室のUB English」の「TOEIC対策」の受講者の中にも、イギリス英語を苦手とする方が少なくありません。そこで、本項では、TOEICのリスニング問題で注意すべきイギリス英語の発音について、解説致します。

 「アメリカ英語」と「イギリス英語」の音声面での違いは幾つかありますが、殊、TOEICにおいてネックとなるのは、「schedule」(スケジュール)の発音です。

 「アメリカ英語」では、/スケジョー/といった音になります。これは、カタカナ語の「スケジュール」に比較的近いので、わかりやすいでしょう。一方、「イギリス英語」では、/シェジョー/といった音になります。つまり、/ k /の音が出ない、ということです。

 では、具体的に、どういった場面で用いられるのか。例えば、TOEICのPart2で、Could we meet next Tuesday?「来週の火曜日、お会いできますか?」という質問文に対して、Let me check my schedule.「予定を確認させて下さい」と答える、というものです。

 この問題に正答するには、scheduleを聞き取れるかどうかが、大きなカギを握ります。それだけに、「イギリス英語」の/シェジョー/という発音に慣れていないと、scheduleだと認識できないことから、正答を逃す可能性があります。

 この他、「~の予定を変更する」という意味の動詞「reschedule」もやはり、発音が「アメリカ英語」と「イギリス英語」で異なります。「イギリス英語」では、/ゥリ・シェジョー/といった音になります。「アメリカ英語」は、/ゥリ・スケジョー/です。

 このように、微妙な発音の違いで、語を認識できず、正答できないことがあるだけに、「イギリス英語」が苦手な方は、音の特徴を学ぶ必要があります。

 「オンライン英語教室のUB English」の「TOEIC対策」は、「アメリカ英語」と「イギリス英語」の音声面の特徴を指導し、リスニングセクションでの正答数を増やすためのサポートを行っております。ご興味ある方は、どうぞお気軽にお問合せ下さい。レッスン内容に関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。