英語教師の「やりがい」について


 持ち前の英語力を生かして、「英語教師になりたい!」という方が少なくありません。しかし、その一方で、小中学校の教員の労働時間の長さがよく話題になることから、「教師ってブラックな仕事なのでは?」と不安に感じて、「果たして、英語教師になるメリットはあるのだろうか?」と疑問を抱く英語教員志望の方がおられます。そんな方へのメッセージとして、本項では、英語教師の「やりがい」について論じてみたいと思います。

 英語教師の「やりがい」。幾つかありますが、一つは、これまで自分が培ってきたものが仕事に活かせるという点です。私自身、長年英語に触れてきて、英語学習にも随分多くの時間と労力、そしてお金を費やしてきました。時には、なかなか「伸び」を実感できず、「自分には語学の才がないのではないか」と思ったり、「もう無理かな」と諦めの気持ちが芽生えたりしたこともありました。また、「これが将来、何かの役に立つのだろうか」と思ったこともあります。

 しかし、英語教師になり、レッスンで直に生徒と接するようになると、これまで培ってきたものを総動員しなくてはなりません。自らの全てを相手にぶつける。そうして指導した時に、生徒から「わかった!」といった反応が得られると、とても嬉しい気持ちになります。

 これまでの努力が報われた気がして、「今まで一生懸命、英語を勉強してきたのは、無駄ではなかった!」と感じる。また、「英語教師になって良かった!」と思える瞬間でもあります。これが、英語教師の「やりがい」にあたるのではないかと思います。

 「英語に関わる仕事」という点で言うと、英語教師の他にも色々あります。例えば、翻訳家もそのうちの一つです。私もかつて、英語を教える傍らで、通翻訳の仕事を請け負ったことがありますが、翻訳は自分が訳した文章を読んだ人の反応を直接見ることができない分、「やりがい」という点で、英語教師のそれに劣る。私は個人的にそう感じたのです。だからこそ、通翻訳ではなく、英語教師一本に絞りました。

 英語教師の「やりがい」。まとめますと、「これまで自分が培ってきたものを活かせる」という点と「生徒の反応をダイレクトに受けられる」という2点が挙げられます。

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