英語の教職課程に欠けているもの(2)


 『教職課程に欠けているもの(1)』では、「実習」の圧倒的な不足を指摘しました。しかし、教員志望者にとって、教育実習は、数少ない「実習」の場であり、たいへん貴重な時間です。それだけに、この教育実習をもっと充実したものにすべきではないかと思うのです。

 ところが、教育実習は、受け入れ側の負担が大きく、実習生の受け入れに消極的な学校が少なくありません。何故、受け入れ側の負担が大きいかと言うと、現場の教師が指導教官を兼ねているからです。

 日本の学校現場には、現役の教師しかおらず、実習生を教育するための専門のトレーナー(指導教官)は存在しません。このことは、受け入れ側の負担を大きくする原因でもあり、また、実習生の学びの機会を損なう要因にもなっています。

 もっとも、実習生にも色んな人がいて、中には「教員になるつもりはないけど、一応、教員免許をとっておこう」という理由で、実習に来る人もいます。そういう実習生は往々にして、教育実習に不熱心なところがあります。

 しかし、真に教員を目指している実習生にとっては、教育実習が唯一の「実習」の機会です。ですから、その機会に、「指導技術」を大いに学ばせてあげる必要があります。ところが、多くの学校で「指導教官」を務めているのは、現役の教師たちです。

 彼らは皆、忙しく、実習生に付きっ切りで指導することができません。加えて、彼らはそもそも「教員指導のプロ」ではありません。「専門の科目を生徒に教える」のと「教員志望者に科目の教え方を教える」のは全く別物です。それぞれ独立したスキルが必要です。

 そこで、ご提案したいのが、「教育実習生の指導をアウトソーシングする」というものです。私共のTeacher trainer「教員指導者」(教員教育のプロ)に、教育実習生の指導をお任せ頂く。それにより、実習生への指導がより充実したものになります。

 また、現場の教師の負担も軽減できます。諸々の業務で忙しい中、実習生の教案作りや授業見学、フィードバックなどを現場の教師に背負わせるのは酷です。それをアウトソースすることで、現場の教員は、自分の仕事に専念できることから、業務効率が高まります。

 「オンライン英語教室のUB English」が提供する「Teacher trainer派遣サービス」では、ご契約いただいた学校様に、Teacher trainer「教員指導者」を派遣し、実習生の指導にあたります。ご興味ある中学校、高等学校の校長先生、まずはお気軽にお問合せ下さい。