団体授業の場合、30~40名の生徒が同じ方向(教室の前方)を見て、教師だけが反対の方向(教室の後方)を向いています。つまり、それだけ教師は「孤独」になりやすい、ということです。
何か悩み事があっても、生徒に相談する訳にはいきません。かと言って、職員室で同僚の先生や先輩に相談するのも気が引ける。何故なら、教師は皆、忙しいことを知っているからです。
また、生徒に関することであれば、他の科目の先生に相談することもできますが、英語の授業に関する相談を国語や理科の先生にする訳にもいきません。そういった面でも、英語教師は「孤独な稼業」だと言えます。
特に、生徒の習熟度にバラつきが大きいクラスや、問題のある生徒がいるクラスを受け持つ場合、授業のステアリングが難しいと感じることが少なくありません。そんな時、教師は「どうやって教えればいいのか」で悩むことがあります。
時に、教室へ向かうのに気が重くなることすらあります。私もかつて、ある専門学校で英語を教えていた時に、「あぁ、次、またあのクラスかぁ。行くの嫌だなぁ」と内心思いながら、職員室で過ごしていた経験があります。
かと言って、一旦任されたクラスを途中で放り出す訳にはいかない。校長先生に「あのクラス、嫌だからやめさせて下さい」とも言えない。結果、教師が一人で悩むことになります。
生徒は、担任の先生や生徒指導の先生に、何かあれば相談することができます。しかし、教師には相談する相手がいません。特に、非常勤講師はそうです。常勤の先生とは少し距離があり、なかなか踏み込んだ話がし辛い雰囲気があります。
私自身、色んなところで英語を教えてきて、教師としての相談相手がいないことで、しんどい思いをした経験があります。そうした自身の経験を元に、teacher trainer「英語教員指導者」として、先生方の相談相手になれればと考えたのです。
「オンライン英語教室のUB English」が開講する「Teacher trainingコース」では、英語の指導技術の向上だけでなく、英語教師が抱えるちょっとした悩みの相談を承っております。teacher trainerと悩みを共有することで、先生の気持ちが少しでも楽になるなら幸いです。どうぞお気軽にお問合せ下さい。