英語の授業をもっとおもしろくするには


 「授業がいつもワンパターンで、生徒がおもしろくないと感じているのではないか」。そんな不安を抱える英語教員の先生が少なくありません。そして、多くの先生が「英語の授業をもっとおもしろくしたい!」と考えています。では、英語の授業をもっとおもしろくするには、どうすればいいのか。本項では、このテーマについて論じてみたいと思います。

 そもそも「おもろしい英語の授業」とは、どういう授業を指すのか。「おもしろい」という形容詞自体が主観的なだけに、その定義付けが難しいところです。人によっては「笑いのある授業」を「おもしろい授業」と捉えるかもしれません。或いは、「知的好奇心を刺激する授業」が「おもしろい授業」だと感じるかもしれません。

 また、先生と生徒で「おもしろい」と感じる部分が違うこともあります。先生が「これはおもしろいぞ!」と思って採り入れた活動が、生徒にとっては「苦痛」でしかない、といったこともあり得ます。逆に、生徒にとって「おもしろい授業」をやろうとすると、教育的な視点が抜け落ちていて、「タメにならない授業」になってしまう可能性もあります。

 このように、ひとくちに「おもしろい授業」と言っても、何をもって「おもしろい」とするのかによって、やり方が違ってくるということです。ですので、「もっとおもしろい授業をしなくては!」と思い過ぎない方がいいと思います。それより「良い授業」を心掛けましょう。ここで言う「良い授業」とは、「生徒にとってベストと思える授業」を指します。

 生徒のレベルや目的、習熟度などを考慮し、授業内容を総合的な判断に基づいて構成します。授業を計画する段階では、「知らないことを学んだ」、「できないことができるようになった」といった「変化」を生み出すような「仕掛け」を採り入れるよう心掛けます。

 例えば、教師が生徒に一方的に知識を授けるのではなく、辞書やインターネットなどを活用して、生徒自身に調べさせます。「リサーチ」という能動的な行為を通じて得た情報は自分のものになりやすく、ひいてはそれが「知識」へと変わります。結果、「わかった!」、「できた!」が生まれると、生徒は「おもしろい!」と感じてくれるかもしれません。

 このように、目の前の生徒にとっての「良い授業」を展開する。それにより、結果として「おもしろい授業」となる。これが、理想的な授業運営ではないかと私は考えます。

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