英語の長文読解でお困りの方へ


 「英語の長文を読んでいると、知らない単語がいっぱい出てきて、ちゃんと内容を理解できないし、何回も読み返すので、読むのにすごく時間がかかるんです。どうすればいいですか?」。私共のところへ来られた方からよく受けるご相談の一つです。

 まず、「知らない単語がいっぱい出てくる」ということは、その方の現在の実力とarticleのレベルとが合っていないということです。例えば、英検準2級ぐらいの実力の人が、準1級の読解問題を読むと「難しい」と感じる。何故なら、レベルが合っていないからです。

 ですので、まずはarticleのレベルを下げることをお薦めします。先の例で言うと、今の実力が英検準2級レベルだとすれば、準1級ではなく、2級のarticleを読むようにする。そうすれば、「知らない単語ばっかり」ではなくなるはずです。

 では、そういったレベル調節ができない場合はどうするか。例えば、進学や留学等の理由で、TOEFLやIELTSを受けなくてはならない場合など。TOEFLやIELTSは英検とは違ってレベル分けをしていないので、誰もが同じ問題を解かなくてはなりません。

 TOEFLやIELTSのリーディング問題に出題されるarticleは、英検で言うと、準1級ないし1級レベルです。例え今の実力が準2級レベルであっても、準1級又は1級レベルの長文を読まねばなりません。

 この場合、当然、知らない単語がいっぱい出てきます。この時、どうするか。これはもう辞書をひきまくるしかありません。よく「知らない単語が出てきた時は、すぐに辞書を引くのではなく、文脈から類推せよ」という英語教師がいますが、この場合、類推は不可能です。

 そもそも知らない単語が多過ぎると、文脈をつかめず、未知語の類推もできません。ですから、大変面倒ですが、知らない単語の意味をいちいち辞書で調べるしかありません。

 辞書の多用。これは、語学習得には欠かせないプロセスです。いわゆる「語学の達人」と呼ばれる人たちは、一様に辞書を一冊、二冊つぶす勢いで語彙の習熟に励んでいます。私など「達人」には遠く及びませんが、それでも学生時分は辞書をひきまくりました。面倒な作業ではありましたが、そのおかげで語彙力がアップし、読解力もアップしました。

 「オンライン英語教室のUB English」が開講する「英文読解」では、「小手先のテクニック」を授けるのではなく、地道な語彙習得に努めながら、英文をていねいに読みこなすトレーニングを行います。英語の長文読解でお困りの方、まずはお気軽にお問合せ下さい。