新型コロナウイルスの感染拡大で、4月7日に緊急事態宣言が発令され、多くの業界が政府からの休業要請を受けました。学習塾や英会話スクールも例外ではなく、1ヶ月以上に渡って、休業を余儀なくされました。
5月末に、休業要請は解除されましたが、「生徒が戻って来ない」と嘆くスクール運営者も少なくありません。これから英語業界はどうなっていくのか。本項では、「コロナ後」の英語業界の行方を展望します。
今回の「コロナ禍」で、政府は、多くの業界に「テレワーク」の実施を促しました。教育産業、とりわけ学習塾や英会話スクールなどの英語業界は、他の産業と比べて、幸いテレワーク(オンライン)をしやすい業界と言えます。
実際、多くの大学では、「対面授業」をとりやめ、「オンライン授業」に切り替えました。ある調査によると、オンライン授業の方が、対面授業に比べて、参加率(出席率)が高いというデータもあります。
また、大学だけでなく、学習塾や英会話スクールも、コロナをきっかけに「オンライン授業」を始めたところも多く見られました。いざ「オンライン授業」をやってみると、「通学不要」など「感染防止」以外の利点も多く見つかりました。
コロナ以前から「オンライン英会話」は存在していましたが、今後は更に「オンライン専門」の英語・英会話スクールが増えるのではないかと思います。かく云う私も、コロナを機に、「オンライン英語教室のUB English」を立ち上げました。
「オンライン授業」が普及すると、生徒との関係も大きく変化することが予想されます。「対面授業」の場合、生徒がスクールを探して、気に入ったところに入学するというのが、一般的です。
一方、「オンライン授業」がメインになると、「スクール」という「仲介業者」が要らなくなり、生徒と英語講師が直接つながるようになります。「コロナ後」も、英語学習の需要自体はなくならないものの、英会話スクールは淘汰されていく可能性が高いと言えましょう。
本項は、「オンライン英語教室のUB English」というスクールのサイトですが、書いているのは講師本人です。ですので、「一度先生と話がしたい!」という方は、お問合せ頂ければ、講師である私と直に話ができます。今後はこういった形が増えていくと思われます。