英語講師が感じる「オンライン授業」のメリットとは?


 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、学校が休校になり、多くの大学が「対面授業」を取りやめ、「オンライン授業」に切り替えました。また、多くの学習塾や英語・英会話スクールも休業し、「オンライン授業」を始めたところもあります。「対面授業」と「オンライン授業」、それぞれに一長一短ありますが、本項では、私が英語講師として感じる「オンライン授業」のメリットについて、論じてみたいと思います。

 英語講師にとっての「オンライン授業」の一番の利点は、「通勤に時間を割かなくてもいい」という点です。英語講師は、授業前に必ず、授業準備を行います。そのため、授業開始時刻よりも最低30分は早めに、教室に到着しておく必要があります。「対面授業」の場合、通勤に片道1時間かかるとすれば、遅くとも授業開始時刻の1時間半前には家を出なくてはならない、ということです。つまり、それだけ拘束時間が長くなることを意味します。その点、「オンライン授業」なら、自宅に居ながら授業ができるので、通勤時間が削減できます。通勤にかかる1時間を授業準備に充てれば、より中身の濃い授業が展開できるようになります。これは、英語講師のみならず、生徒にとっても、大きなメリットと言えましょう。

 「対面授業」だと30分、「オンライン授業」だと90分。授業準備にかける時間が3倍も違います。また、それだけではありません。授業後も「対面授業」の場合、帰宅に1時間かかるのに対して、「オンライン授業」は、授業終了と同時に拘束が解かれます。

 「オンライン授業」の場合、「対面授業」で帰宅にかかる1時間を、授業後の「反芻」に充てることもできます。その日の授業を振り返り、改善点を洗い出し、次につなげる。こうした「反芻」の時間をとることは、指導技術を向上させる上で、英語講師にとっては、たいへん重要です。「対面授業」でも、帰宅後に「反芻」の機会を作ることはできますが、「反芻」は授業後すぐに行うのが理想です。時間が経つと、忘れてしまうこともあるからです。「オンライン授業」なら、授業終了後すぐに、「反芻」することができます。

 「授業前と「授業後」の取り組み。この点で、「対面授業」と比べて「オンライン授業」には、大きな利点があるということです。これにより、英語講師が、より良い授業ができるようになれば、生徒にとっても、保護者にとっても、学校にとってもプラスです。

 元々は、感染リスクを抑える目的でスタートした「オンライン授業」ですが、いざ始めてみると、授業内容の向上という点においても、大きなメリットがあることがわかりました。今、「英語を習いたい!」とお考えで、英語・英会話スクールをお探しの方には、英語講師の視点から「オンライン授業」を検討されることをお薦めしたいと思います。私共の「オンライン英語教室のUB English」も、宜しければご検討下さい。お気軽にお問合せ下さい。