よく「オリジナリティ(originality)」や「クリエイティビティ(creativity)」があった方がいい、と言われます。要するに、「個性」や「創造性」を求めるということでしょう。
この「個性」や「創造性」と言うと、「自分だけのものでなくてはならない」と考えがちです。他人と同じことをしていてはいけない、と。「没個性」が批判され、「型破り」が礼賛される時代です。
しかし、「個性的な人」や「創造力豊かな人」が、「型」を身に着けていない訳ではありません。むしろ、しっかりと「型」を身に着けています。だからこそ「型破り」ができるのです。「型がない」というのは、単に「雑」或いは「だらしない」だけです。
柔道や剣道などの武道や、茶道や華道など、「道」の付くものには、一様に「型」があります。弟子は師範からまず「型」を教わります。そして、基本動作を何度も繰り返すことで、「型」の定着を図ります。
このことは、語学にも言えることです。人それぞれに独特の喋り方があります。ユニークな話し方をする人の中には「〇〇節」などと言われることがあります。これは、その話し手の「個性」です。
しかし、その「〇〇節」と言われるほど、話し方に特徴のある人であっても、言語のルールを逸脱している訳ではありません。むしろ、きちんとルールに則っている。だからこそ、意思の疎通が可能になるのです。
語彙を覚え、文法をきちんとマスターする。また、正しい発音を身に着ける。これができて初めて言語をきちんと操ることができます。「語彙」、「文法」、「発音」の3つは、言語における「型」です。
では、この「型」を身に着けるには、どうすればいいのか。それは、先にも述べた通り、基本を教わり、反復練習を繰り返すことです。例えば、ゴルフなら、プロから正しいクラブの握り方を教わり、正しいフォームで何度も素振りをし、「型」を定着させます。
語学も同じで、言語の基礎をなす「語彙」、「文法」、「発音」の3つを正しく身に着ける。これこそが「型」の習得です。そのためには、まず初めに、この3つを「師」から教わる。そして、学習者自身で大量の練習をこなすことです。「オンライン英語教室のUB English」では、英語の「型」の習得をお手伝い致します。しっかりと「型」を身に着け、きちんと英語を使えるようになりたい方、まずはお気軽にお問合せ下さい。