「営業中」を英語で何と言う?


 よく、お店の店先などに「営業中」と書かれた札を目にすること、ありますよね。この「営業中」って、英語で何と言うか、ご存知ですか?日本でも、「営業中」の代わりに英語で書かれた札を目にしたこと、恐らくあると思います。

 意地悪な私は授業で、すぐに答えを言う代わりに、生徒に次の問題を出すことがあります。【We are (     ). (A) open   (B) opened   (C) opening   (D) openness】。このように、問題にすると、迷い始める生徒が少なくありません。

 生徒の中には、『最初は(A)だと思ったけど、よくよく考えると、be動詞の後に、一般動詞の原形って、おかしいよなぁ。「開いている」だから(C)かなぁ。いや、お店は「開けられる側」だから、受動態の(B)かな』などと、随分難しく考える人もいます。

 正解は(A)です。「営業中」を英語では「We are open.」と言います。でも何故、「open」なのか。先の生徒のように、「開いている」だから進行形にすべきではないのか。或いは、お店は開けられる側だから、受け身にしなくてもいいのか。この点を解説します。

 まず、ここでの「open」は、そもそも「動詞」ではなく「形容詞」です。「open」は動詞で「~が開く」(自動詞)又は「~を開ける」(他動詞)といった意味を持ちますが、それとは別に形容詞で「~が開いている」といった状態を表す語でもあるのです。

 ですので、「We are open.」という文は、be動詞の後に、一般動詞の原形を置いているのではなく、形容詞のopenがbe動詞の補語として働いています。

 では、「ドアが開いている」だとどうでしょう。これを英語にすると「The door is open.」です。この他、「ドアを開けっ放しにしないで」だと「Don’t leave the door open.」です。いずれも「open」は形容詞で、補語の役割を担っています。

 ちなみに、「休業中」を英語では何というか。これは「We are closed.」と言います。この「closed」も「閉じている」という状態を表す形容詞で、「open」の反意語です。

 如何でしたか?「オンライン英語教室のUB English」の「基本英文法」では、We are open.「営業中」などの身近な英語を例に挙げ、指導経験豊富な日本人英語講師が、英文法をていねいに、わかりやすくお教えします!また、個別のご要望にお応えし、苦手な文法項目をピンポイントで学んでいただけます。ご興味ある方、どうぞお気軽にお問合せ下さい。レッスン内容に関する詳しいご相談は「無料個別カウンセリング」にて承ります。