中学英語で最初に習う「when」は、「いつ?」という意味の疑問詞です。例えば、When is your birthday?(あなたの誕生日はいつですか?)など。しかし、程なくして、「いつ?」じゃない「when」が登場します。ここで戸惑う生徒がいます。
『「when」って「いつ?」だけじゃないの?』と。そうなんです。「when」は「いつ?」という意味の疑問詞の他、接続詞や関係詞としても用いることができるのです。本項では、「いつ?」だけじゃない「when」の使い方について、解説して参りたいと思います。
まず、接続詞の「when」。これは、「~する時」という意味で用います。例えば、When I go out, I always wear a mask.(私は外出する時、いつもマスクを着用します)。この文頭の「when」は接続詞で、二つの節(=SV)を結びつける役割を担っています。
「いつ?」という意味の疑問詞ではないので、文の最後は「?」ではなく「.」になっていますよね。疑問詞か接続詞かは、ここで見分けることもできます。また、疑問詞の「when」は、後のVSと続くのに対して、接続詞の「when」は、後にSVが続きます。
次に、関係詞の「when」。厳密には「関係副詞」と言います。関係詞は、名詞(=先行詞)を後ろから修飾する際に用います。例えば、We usually have dinner at seven, when my husband gets back home.(私たちはたいてい、夫が帰宅する7時に夕食を摂ります)。
この文の「when」は「関係副詞」で、先行詞のseven(7時)を後ろから修飾しています。「関係副詞」の「when」を用いる際の条件は、先行詞が「時」を表す名詞であること。実際、上の例文では、先行詞がseven(7時)と、「時」を表す名詞です。
「関係副詞」の「when」は、二つの文を一つにまとめる役割を担っています。上の例文を二つに分けると、①We usually have dinner at seven.(私たちは7時に夕食を摂ります)と②At that time my husband gets back home(その時、私の夫は帰宅します)です。②の文頭のAt that timeは、前文を受けて、「その時」という意味で用います。このAt that timeの代役を果たしているのが、関係副詞の「when」です。
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