「現在完了進行形」って何?


 私共「オンライン英語教室のUB English」では、「基本英文法」や「中学英語のやり直し」講座を開講しております。それらの授業を担当する際、「現在完了進行形」を教えることがあります。その際、不思議そうな顔をする生徒が少なくありません。彼らは「何故、完了したものが進行できるのか」と、不思議に思うようです。確かに、変な用語ですよね。本項では、ちょっと変なネーミングの「現在完了進行形」とは何かを論じて参ります。

 以前、『「現在完了形」と「過去単純形」との違い』の項で、現在完了形には、大きく3つの用法があると述べました。その3つとは、①継続用法、②経験用法、③完了用法、です。このうち「現在完了進行形」になるのは、①継続用法です。

 現在完了形の継続用法とは、過去のある地点から現在まで動作が継続して行われているものを指します。例えば、I have played the piano since five.(私は5歳の頃からピアノを弾いている)という文。5歳でピアノを始めて、今も続けている、という意味です。

 では、「現在完了進行形」は、どんな時に使うのか。例えば、I have been looking for my cellphone for an hour.(私は1時間、携帯電話を探しています)という文。1時間前から携帯電話を探し始めて、今も探し続けている、という意味です。

 先に挙げた「現在完了単純形」の文は、今、この瞬間、ピアノを弾いているとは限りません。ただ、ピアノを弾く「習慣」が今もある、ということです。ですので、I have been playing the piano since five.とはしません。

 一方、「現在完了進行形」の文はどうか。これは、今、この瞬間も携帯電話を探している最中である、ということになります。文法的には、I have looked for my cellphone for an hour.と「現在完了単純形」にしても間違いではありませんが、「現在完了進行形」の方が、今、この瞬間もその動作が行われていることを、より明確に表すことができます。

 「現在完了単純形」は、過去からの「習慣の継続」を表すのに対して、「現在完了進行形」は、過去からの「動作の継続」を表します。

 如何でしたか?「オンライン英語教室のUB English」の「基本英文法」では、「現在完了進行形って何?」などのご質問や、個別のご要望にお応えし、苦手な文法項目をピンポイントで学んでいただけます。ご興味ある方、どうぞお気軽にお問合せ下さい。指導経験豊富な日本人英語講師が、ていねいに、わかりやすくお教えします!レッスン内容に関する詳しいご相談は「無料個別カウンセリング」にて承っております。