英検準2級のレベルは「高校中級レベル」と言われています。英検3級のように、中学英語の知識だけで押し切ることはできません。英検準2級で合格するには、相応の対策を講じねばなりません。本項では、「英検準2級対策」を論じてみたいと思います。
英検3級を合格したばかりの方が、英検準2級の過去問を解くと、その多くが大問1(語彙問題)で大きく躓きます。選択肢の単語や熟語が知らないものばかりで、それに圧倒されてしまうのです。そして、「自分には無理だ!」と落ち込んでしまうのです。
ですので、英検3級を合格に、英検準2級に挑むと決めたその日に、早速、書店へ行って『でる順パス単』(旺文社)を購入することをお薦めします。そして、それに収録されている語彙を8割方覚えてしまうこと。これが、英検準2級対策では、最も重要です。
語彙対策と並行して行いたいのが、リスニング対策です。英検準2級のリスニングは、3つのパートで構成され、合計30問出題されます。筆記試験が、ライティングを除いて37問ですから、英検が如何にリスニングを重視しているかがわかります。
リスニング問題の解き方。第1部は、会話の最後の文をしっかりと聞くようにします。それにより、相応しい応答を選べるようになります。第2部、第3部は、聞く前に選択肢を先読みしておくことが重要です。そして「聞きながら解く」を実践します。
次に対策すべきは、大問4(読解内容把握)です。4Aはメール文(3問)、4Bは論説文(4問)です。いずれも、まず質問文を読みます。質問文に含まれるキーワードを当該段落から探し、キーセンテンス(答えの核心部分)を見つけ、選択肢とマッチングさせます。
英検の読解問題は、どの級も1問目は1段落目、2問目は2段落目という具合に、対象となる段落が決まっています。その意味では、キーセンテンスを見つけやすいはずです。そして、キーセンテンスと一致する選択肢を選びます。その際、「言い換え」に注意を払います。
リスニングとリーディング(大問4)の対策をしながら、『でる順パス単』収録語彙の習得に励みます。8割方暗記ができたら、大問1の実践練習(過去問を解く)に入ります。「覚える」-「解く」-「覚える」-「解く」を繰り返し行うことで、語彙の定着を図ります。
英検準2級対策のポイントは大きく3つ(大問1[語彙]、大問4[読解]、リスニング)です。まずは、これら3つのパートの対策を徹底しましょう。「オンライン英語教室のUB English」の「英検対策」では、そのお手伝いをさせて頂きます。お気軽にお問合せ下さい。